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紀州和歌浦 元番所台場 ヒーリングステーション ばんどこていえん

電話でのお問い合わせはTEL.073-444-6533

〒641-0062 和歌山市雑賀崎番所ノ鼻

歴史HISTORY

黒船の見張り番所の跡

番所庭園の有るここは、地図にも出ている様に「番所の鼻」と言い、平坦で海に長く突き出た地形で、紀州藩は海の防備見張りのため遠見番所を設けました。藩領の長い海岸線十数ヶ所に番所がありましたが、ここはその中でも和歌山城に最も近い番所として、狼烟場と共に重要な所でした。其の後、遠見番所は鷹の巣山頂へ移転したので、ここは「元番所」とも呼ばれたのです。米国ペリーの来航(嘉永六年一八五三年)を機に、紀州藩も本格的に海防に取り組み始めました。翌年安政元年(一八五四年)に家老三浦長門守御持場「元番所お台場」が、当庭園大芝生の所に構築されました。紀州藩が出版した異船記には、この元番所お台場全体の鳥瞰絵図や大砲・鉄砲・人員の配置などが詳細に記載されています。(和歌山県立図書館蔵書)


  


万葉ゆかりの地

万葉時代神亀(七二四年)十月に、聖武天皇が大和の都
から、お供の公家・宮廷人達と、和歌の浦に行幸されました折、藤原卿がここ番所庭園の北側に広がる海「雑賀の浦」の漁火を見て、詠まれたと言われている次の歌はあまりにも有名です。

  紀の国の 雑賀(さひか)の浦(うら)に 出(い)で見れば
   海女(あま)の燈火(ともしび) 波の間(ま)ゆ見ゆ

昭和五二年に、宇治田省三和歌山市長は、犬養 孝大阪大学名誉教授に依頼して、市域を詠んだ万葉歌十首と、その故地十箇所の現地を選んで頂き、そこにその歌板と歌碑を建立されました。犬養先生が、その中の一つに選ばれた「雑賀の浦」の歌板と歌碑は、当園内に今も大切に管理されています。


万葉めぐりコース

ここ番所庭園は、和歌山市万葉めぐりコースであり、また瀬戸内海国立公園特別地区に指定された国の代表的景勝地です。特に同国立公園中の景勝地五十ヶ所の中に選ばれています。
また、珍しい紀州青石(緑泥片岩)の海岸美も、ごゆっくりと、お楽しみください。




番所ノ鼻 周辺の変遷(航空写真)

1961年

1993年


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番所庭園

〒641-0062
和歌山市雑賀崎番所ノ鼻
TEL.073-444-6533
FAX.073-444-6533